男性の多くが生セックスに憧れていることに、女性のほとんどが気づいています。「ナマでやらせてよ~」なんて言われても、そのあとのこと…具体的に言えば妊娠の可能性を考えたら、とてもOKとは言えません。ですが中には、「拒否して彼に嫌われたくないから…」と、応じてしまう女性もいるのです。

 

男性『だけ』の一時の快楽(あえてこう言います。妊娠に怯えながらのセックスで、女性が快楽を感じられる訳がありません!)のために長くて1か月もの間不安な日々を過ごす女性を、ひとりでも減らしたい!そのためには、男性諸氏の協力が不可欠です。今からお伝えする「生セックスのリスク」をしっかり心に刻んでください。

 

そうしたら最後に、完全リスク回避が出来る方法をお伝えしましょう。

 

生セックス最大のリスク:妊娠について

まだ男女ともに若い場合や、あってはならないことですが不倫関係の場合、一番避けなければならないのは妊娠です。中絶手術だけでも数十万円単位でお金はかかりますし、このSNS時代、友人知人に拡散されれば妊娠させた相手から逃げることは絶対にできません。女性の身体が傷ついて、将来的に妊娠・出産が望めなくなるようなケースも存在します。

 

さらに不倫関係であった場合、離婚訴訟に発展すれば数十万円では済まされません。のちの人生を台無しにしても生セックスがしたいのか、本当によく考えてください。たった数十分の快楽のために、何百万も犠牲にしなければならないことだってあり得るのです。

 

「デキたら結婚すればいい」と本気で思っている場合もあるかもしれませんが、負担がかかるのはいつだって女性です。その負担は、身体へかかるものばかりではありません。女性側が学生なら学校生活への影響を、社会人なら関わっている業務などへの影響と、それに連なる女性の今後の人生設計をしっかり考えて、絶対に女性の同意を取ってください。

 

それらの気遣いが出来て初めて、「デキたら結婚すればいい」というセリフを言う資格があるのではないでしょうか。

 

生セックス最悪のリスク:性病について

日本は世界的にも性教育が遅れているため、性病についての知識もまったく足りていないと言えます。「病院に行けば治るわけでしょ?」と軽い気持ちで生セックスを行うと、最悪の場合その後の人生にずっと付きまとう病を抱えることになってしまうこともありえるのです。

 

もっとも有名で深刻なHIVだけでも、まだ日本で年間1000人前後の新規感染報告があると言われています。感染しても必ず死に至るわけではありませんが、それでも生涯にわたり薬を服用していく必要が出てきますし、そのための医療費はひと月あたり数万円に及ぶというデータもあります。

 

「性病なんて風俗でもらってくるもの」という偏見があるかもしれませんが、もし生セックスをした相手が、あなたの前に風俗で性病をもらってきた男性とセックスをしていたら…?あなたの前に関係した男性はシロでも、その前、さらにその前…とさかのぼっていけば、もはや風俗がどうこうという問題ではありません。

 

性病はHIVだけではない

もちろん、性感染症はHIVだけではありません。クラミジア、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋菌感染症、梅毒など…そのうち梅毒だけをピックアップしても、一年間に5000人を超える感染者が発生しているそうです。日本人口のうちだいたいの性交可能年齢を算出して計算すると、およそ15000人にひとりが梅毒にかかる、ということになります。

 

東京都の人口がおよそ1400万人ですから、東京都民のうちおよそ933人が梅毒感染者、ということになります。人口93万人の世田谷区だけで計算するとおよそ62人が感染者という計算になり、「実は周囲にもいるんじゃないかな」と思えるような数字になってきています。

 

しかもこれは梅毒だけの話で、他の性感染症を合わせると年間で5万人以上の患者が発生しています。「自分だけは大丈夫」と軽く考えてしまうかもしれませんが、性感染症は意外と身近にあるものだ、ということを忘れないでください。

 

でも、生セックスは気持ちいい!

妊娠と性感染症のリスクを回避するためには主にコンドームが使われますが、どれだけ薄くても一枚膜を隔てていることには変わらず、その快感が生でのセックスには劣ることは否定できません。コンドームをつけるあの数分の気まずさもありませんし、特に好きな相手であれば、文字通り「ひとつになる」ことへの精神的充足感はとっても強いものです。

 

男性的には、自分の遺伝子を残す本能を全開にできることもあって、生セックスに格別の魅力を感じるのでしょう。本能だから、気持ちいいのは当たり前です。他に比べるもののない気持ちよさがなければ、私たちのはるか祖先はセックスを行うこともなかったと言えるでしょう。

 

しかし、私たちは進化した現代社会の人間ですから、理性を持って行動する必要があるわけです。理性が働いているから、性病を避けることが出来ますし、望まない妊娠を回避することができるんです。そこのところを、決して忘れないようにしましょう。

 

生セックスのリスクを可能な限り回避する

「それでも、たまにはナマでキメたい!」そんなワガママな男性のために、いくつか方法を伝授します。ですがこれらの方法は、あくまで「リスクを回避する」だけですし、それぞれにメリットデメリットが存在します。セックスは男性だけのものではありませんから、しっかり女性と相談して、マッチした方法を選ぶようにしましょう。

 

① 女性が低用量ピルを服用する

妊娠回避率は正しく飲めばほぼ100パーセントともっとも有効ですが、「毎日決まった時間に服用する」というルールがありますし、体質に合わなければ吐き気などの副作用を起こします。女性にそれらのリスクを負ってもらうものだ、ということをしっかり認識してください。ピルは、決して妊娠しないセックスをするための魔法の薬ではありません。

 

女性がもともと重い生理痛などの生理トラブルを持っていれば、その軽減のためにと導入することを考えてくれるかもしれません。ですが基本的に服用が面倒なうえ、ただの避妊目的であれば保険診療には適応されず自費での処方になります。その価格は平均して1シート3000円ほど。1年に13シート必要になりますから、付随する検査も含めて1年間で4万円オーバーの出費になります。

 

また、ピルで性感染症を予防することはできません。あくまで妊娠の回避手段になります。

 

② 緊急避妊薬を使う

別名「アフターピル」とも呼ばれます。排卵を遅らせる効果と受精卵が子宮内膜へ着床しにくくなる効果を持っています。インターネット上での問診で手に入れることが出来るように、現在取り組みが進んでいます。行為後なるべく早く服用することでその阻止率はおよそ98パーセントと、ほぼ確実と言うことが出来るでしょう。

 

ただし、多大な副作用があります。吐き気・嘔吐症状が代表的なものとして、頭痛や下腹部痛、不正出血を起こすこともあります。ピルよりもずっと強いそれらの症状を、毎月のように受け入れてくれる女性はほぼいないでしょう。かかる費用も、使用する薬の種類によりますがおよそ15000円~5000円と、低用量ピルよりもずっと高額です。

 

もちろん、こちらも性感染症の予防にはなりません。

 

③ 子宮内避妊器具を使う

金属製の小さな器具を子宮内に挿入しておくことで、受精卵の着床を防ぐ効果があります。一度挿入すれば年単位で避妊効果を得ることが出来ますが、基本的にこれ以上妊娠を希望しない女性に施される手段であり、出産経験のない若い女性が避妊手段として積極的に選ぶものではありません。そもそも未出産の場合子宮が開きにくく、避妊器具を入れることが出来ない可能性もあります。

 

また、子宮内膜炎がある場合や肝障害・先天性心疾患や糖尿病など、この方法が適さない女性もいますので、パートナーの女性が婦人科に出向いてよく相談する必要があります。しかも入れて終わりではなく、定期的な医師の診察を必要としますので、その点もしっかり理解しておきましょう。費用はおよそ30000円ほどになります。

 

もちろん、性感染症の予防にはなりません

 

④ セックス後、泌尿器科(女性は婦人科)で検査をする

今挙げてきた3種類はすべて妊娠回避のためのものですが、こちらについては性感染症についての対策になります。とはいえ生でセックスをした時点でもはや対策も何もないので、万が一感染していた場合の早期発見・早期治療に努めることができる、というだけの話です。

 

「症状が出たら行けばいいや」と思うかもしれませんが、性感染症には目立った症状がないものもあります。その時何も見つからなくても、定期的に検査をするなどして早めに対処できるようにしておきましょう。

 

また、性感染症が見つかったとしても、わざとうつした!と女性をなじるのはやめましょう。最初にも言いましたが性教育の遅れから性感染症の知識が不足していることが多く、自分でも気づかないけれど実は感染している、という場合もあるのです。

 

もし男性のあなたに症状が見つかった場合、セックス相手の女性にも婦人科への受診を勧めるようにしましょう。

 

完全リスク回避しながら生セックスできる方法~未婚の場合

ここまで話すと、「そんなものがあるのか?」と疑問に思うかもしれません。ですが、確実に存在するんです。それは、「結婚前提の相手とだけ生セックスをすること」。えー!?と思うかもしれませんが、本当にこれしか方法はありません。

 

男性も女性もブライダルチェックを受けることで、不妊傾向の有無と同時に性感染症がないかどうかを調べることが出来ます。この時点で感染症のリスクはなくなりますし、そもそも結婚する相手ですから妊娠しても全く問題がありません。ただし、結婚式や新婚旅行をエンジョイしたいのであれば、それらを済ませるまでは避妊した方がよいでしょう。

 

完全リスク回避しながら生セックスできる方法~既婚の場合

妻とまた生セックスしたい!でも子供はもういらない!ということであれば、上で紹介した子宮内避妊器具を導入するか、あるいはパイプカットを検討するべきでしょう。

 

パイプカットは物理的に精管を切断してしまいますから、どれだけナマで射精しても精子の含まれない精液でしかなく、妊娠させる機能は全くなくなります。経済的な理由などから「これ以上子供が出来たら困る…」と生セックスを拒まれてきた男性におすすめの方法です。費用はおよそ5~30万円と幅がありますが、これは麻酔方法による差になります。ちなみに、手術は日帰りで出来るそうですよ。

 

女性としてはあまり大きな声でお勧めしたくはありませんが、パイプカットをしてしまえば浮気相手を妊娠させてしまうこともなくなりますので、そういった意味で検討するのもアリかもしれませんね。とはいえ、妻に内緒で受けられる手術ではありませんので、手術を受けることを許してもらえるかどうかは日ごろの行い次第でしょう。

 

まとめ

「たまにはナマでセックスしたい!」という男性の言い分は、その後のリスクを一身に背負う女性からしたら正直ただのワガママに過ぎません。今回、色々と回避方法を紹介してきましたが、どれも女性の身に負担をかけることばかりですよね。完全回避生セックスが出来る条件が整うまでは、コンドームを正しくつけてセックスをしましょうね。約束ですよ。

 

 

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セックス講師の「ゆい」です。男女が心から満足してセックスでイケる為のセックステクニックについて分かりやすくお話をしています。

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