オバマ米大統領は13日、今後5年間でエイズウイルス(HIV)の年間感染者の25%削減を目指す「国家エイズ戦略」を発表した。米国には現在、110万人のHIV感染者がおり、毎年5万6000人が新たに感染している。
新戦略は、感染拡大防止に向け3000万ドルを拠出。HIV検査を拡大するとともに、感染を防止するための教育を強化する。さらに、感染者への医療拡充などを目指す。
性機能障害を治療するため米ファイザーの「バイアグラ」や米イーライリリーの「シアリス」を服用している40歳以上の男性は、性感染症に感染する可能性が高くなる-。米ハーバード大学の調査でこうした結果が示された。
性機能障害治療薬を使っている男性はその服用開始前後で、性感染症、特にエイズウイルス(HIV)に感染する可能性が服用しない人に比べ、3倍程度高くなるとの調査結果が、医学誌アナルズ・オブ・インターナル・メディシンに掲載された。感染率が高くなるのは、こうした薬を服用している男性の習慣や気質が、より大きく関係している可能性が高いという。
調査論文の主執筆者で、マサチューセッツ総合病院とハーバード大医学校で内科を専門とするアヌパム・ジェナ氏は、独バイエルの「レビトラ」を含め性機能障害治療薬を服用している男性が、使っていない男性に比べ安全でないセックスに関与する公算が大きいことを調査結果は示唆していると説明。性感染症は若年層にずっと多いものの、中年以上の感染率も上昇しているという。
ジェナ氏は、「若者層の方が中年層と比べ性交渉のパートナーが多いが、中年層がコンドームを使用しないという意味において、セックスの実際的な安全性は恐らく中年層の方が低い」と指摘する。
米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では毎年、約1900万人が新たに性感染症に感染している。そのほぼ半分が15-24歳。ただ、HIVもしくはエイズと新たに診断された者の最も大きな部分を占めているのが40-49歳で、2007年時点で27%だという。50-59歳は13%、60歳以上は4%。
研究者らがこれら性機能障害治療薬を服用している患者と未使用の男性を比較したところ、服用者の感染率の方が高く、服用前1年では10万人当たり214人が性感染症にかかり、服用していない男性に比べ感染リスクが2.8倍だった。服用後1年間ではやや低くなり、感染リスクは2.65倍。
HIV感染率では、服用者の感染リスクは服用前1年間で3.32倍、服用後1年間で3.19倍と高かった。(c)bloomberg
ガールフレンドを妊娠させてしまうかもしれない-。そう心配する10代後半の男子が減少し、むしろ「妊娠すれば喜ばしい」と考える割合が4分の1に上ることが、米疾病対策センター(CDC)の10代の性に関する調査で分かった。
CDCが6月2日に公表したリポートによると、15~19歳の男子で「未婚の女子に子供がいても構わない」と答えた割合は前回の調査より増えた。対象期間は2006~08年で、前回調査はその6年前。確実な避妊につながらない「リズム法」の利用が増えているのも特徴で、この避妊法では1年以内に4分の1が妊娠するという。
こうした傾向は「性に関してリスクの高い行動」に着実な減少が見られた1998~2002年と対照的だと、研究者らは指摘している。
データによれば、性交渉の経験がある10代の人数と避妊手段の利用は前回調査と変わらなかった。調査は6~7年ごとに実施され、今回は15~19歳の2767人を対象にインタビュー形式で行った。
調査対象の10代の未婚の女性で性交渉の経験があったのは42%。男子は43%だった。
「女性を妊娠させたくない」理由で経験がない男子は12%と、前回調査から半減。「未婚でも子供が生まれて構わない」と答えた男子は64%に上り、02年から14ポイント増えた。
報告書をまとめたCDCのジョイス・アブマ氏は「これは望まれない妊娠を心配する傾向が男子の間で後退していることを示す」と電話インタビューで指摘している。
ワシントンの非営利団体「10代の妊娠・準備のない妊娠を防ぐための全米キャンペーン(NCTUP)」のビル・アルバート氏も調査で明らかになった傾向に注目し、「米国で10人に3人の女子が20歳までに妊娠してしまう理由を説明している」と危惧している。(c)sankeibiz
香港の若者たちの性に関する知識があまりにも低すぎることが分かった。特に、一部の未成年者は、性行為の後、なんと女性がしばらくジャンプをしていれば、精液が流れ出て、避妊できると考えているようだ。更に恐ろしいことに、妊娠してもお腹をパンチすれば堕胎できると考える若者もいるという。
香港の現地メディアによると、香港の性教育、研究及び治療を専門に行う機関が今年4、5月に性知識に関する調査を行い、1033人の回答が集まった。その結果、7割の回答者が合格ラインに達したが、3割は不合格。中でも、性知識が最も乏しいとされたのは50歳以上の中高年たちで、7割の回答者が不合格だった。16~20歳の若者も4割弱が不合格。性行為についての誤解が少なくないことが浮き彫りになった。
香港では数年前に、10代の若いカップルが避妊目的で、性行為の後ジャンプをして精液を体外に出そうとしたり、妊娠してしまった少女がネット上の誤った知識を信じ、堕胎のために恋人にお腹をパンチさせ病院に運ばれたケースも報告されている。(c)TechinsightJapan
米国立アレルギー感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases、NIAID)などの研究チームは、エイズ(HIV/AIDS)ウイルスの9割以上を無力化できる抗体を2個発見したと、9日の米科学誌サイエンス(Science)で発表した。
この抗体は「VRCO1」と「VRCO2」で、HIV株のヒト細胞への感染を防ぐ。研究チームはHIV感染者から採取された血液を調べ、2つの抗体を特定するとともに、防御する仕組みも解明した。エイズワクチンやその他の病気の抗体療法への応用が期待される。(c)AFP

