コンドーム
コンドームは、男性性器に被せるラテックスゴム製かポリウレタン製の袋で、射精した精子が膣内に入らないようにする避妊用具です。昔は羊の盲腸や魚の浮き袋が使われていたこともあります。
日本のコンドーム工業は技術が優れていて世界一と評価されています。日本のコンドーム生産数は622万6,000グロス(1グロスは144個)に達し、約10%が輸出されています。
コンドームは材料と製品がJIS規格によって規定されていて、また厚生省告示414号によって基本的寸法が規定されています。それは、長さが16cm以上、精液たまりの部分の長さは1cm以上、精液たまりのないものは全長17cm以上、直径は32~38mm、折り幅50~58mmです。厚みは最新のポリウレタン製のものでは、0.02mmまで薄くなっている。
形状も脱落防止や滑り止め効果を持たせたもの、ワンタッチ装着が可能なものや先端の部分をわざと厚くして早漏防止をはかっているものもあります。
コンドームを使用していて失敗し妊娠したという男女のほとんどは、必ずしもセックスのたびに100%コンドームを使用していなかったことを認めています。日本では避妊法の中でコンドームの占める比率が極めて高く、避妊を実行している男女の約80%に達していますが、これらの人々は常にコンドームを100%使用しているわけではなく、周期法やオギノ式と組み合わせているため、避妊に失敗する確率が高くなっています。
コンドームの使用方法
- 開封時に爪などでコンドームを傷つけないように注意する
- 精液たまりの空気をよく抜いて、ペニスを十分に勃起させてから装着する
- 射精後には早めに手を添えて、精液が漏れないよう注意してペニスを膣から抜く
- セックスの途中ではなく、挿入する前から早めに装着する
- コンドームの利点
- 使用方法が簡単で特別な知識を必要とせず医師や助産婦の指導・監督は不要
- 薬局や自動販売機・訪問販売などで手軽に入手可能でプライバシーが保たれる
- 作用機序がわかりやすく効果をただちに目で確かめられる
- 副作用の恐れや使用禁忌はない
- 早漏防止に役立つことがある
- 性行為感染症の予防に役立つ
- 100%使用すれば避妊効果はかなり高い
- コンドームの欠点
- 男性の避妊意志と実行力を必要とする
- 性行為の最初から必ず使用しないと失敗率が高い
- 性行為のときに使用するためにムードを壊す
- 射精後に精液が膣内に流入して妊娠することがある
- 男性の性感を障害する
- 男性は使用を好まないのでなるべく使用しないですませようとして避妊に失敗する
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