殺精子薬剤
殺精子薬剤を使う避妊法では、ノノキシノール-9(nonoxynol-9)または、メンフェゴール(menfegol)という界面活性剤を含んだ錠剤やゼリー、フィルムを膣内に挿入する方法です。この薬剤が、精子の細胞膜に作用し、精子を不動化して受精能力を失わせます。
錠剤は膣内の水分で溶けて炭酸ガスを発生して粘膜の間に浸透します。ゼリーは挿入器を使って一定量を膣内に注入するか、ペッサリーに塗って併用します。そして、フィルム状の製品は、折りたたんで膣内に挿入します。
これらの殺精子薬剤は、いずれも後膣円蓋のあたりまで挿入しないと、射精時に精子が薬剤に接触せず避妊が失敗する可能性があります。また、殺精子薬剤の挿入から射精までの時間が経過しすぎると効果がなくなるなど、セックスの時間経過に薬剤が干渉することになるので、セックスのムードを壊しやすい問題があります。
- 殺精子薬剤の利点
- 自分で使用すればよいのでプライバシーが保てる
- 比較的簡単に実行できる
- 使用禁忌や副作用はない(まれにアレルギー反応を起こす)
- 殺精子薬剤の欠点
- 性行為の途中で使用するためにムードを壊す
- 挿入方法や挿入時期が不適当だと失敗妊娠しやすい
- 挿入してから射精までの時間が限定される
- 錠剤は熱感があり性感を損なうことがある
- 帯下が増加し下着が汚れやすい
- 発癌性が疑われている
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